うちの長男ネコ、ニョッキが9月2日午前、天国に召されました。
15歳(推定)でした。
「ニョッキから食欲をとったら何が残るの」というくらい、食べることが大好きだったニョッキが急にフードを残すようになったのが6月中旬のこと。原因は腸にできた悪性腫瘍のせいでした。手術後1~2週間は食欲が戻ったものの、その後は徐々に食べられなくなり、水も飲まなくなり、やせ細っていくばかり。点滴や皮下補液で栄養を補うものの、当然それは一時しのぎにすぎず、2ヵ月あまりの闘病の末ついに逝ってしまいました。
6キロあった体重が最後は3キロ台にまで落ち、腕に抱いてもあまりに軽いのが怖かった。最期の姿が本当に痛々しかったから、いま改めて元気だった頃の写真を見ると救われます。撮りためてあった写真をパソコンの中から探して、お気に入りのカットをプリントアウトしてアルバムを作りました。
写真を見ていると、いろいろな思い出が甦ってきます。
ニョッキはうちの3匹のネコの中でも、一番賢くて、お客様が来ると皆さんを歓迎してごあいさつに回るような子でした。妹ネコ、弟ネコとも仲が良いし(ちなみに妹ネコと弟ネコは犬猿の仲)、仔犬だったモナカがしつこくつきまとっても、ちゃんと遊んであげるようなやさしい子でした。
15年前の雨の夜道、クルマの下でうずくまっていたニョッキ。ダンナの腕に抱かれて、そのままうちまで来てしまったニョッキ。うちの子になってくれてありがとう。楽しい思い出をたくさんありがとう。